「夢の森」物語~デザイン秘話編

新作「夢の森」インストアツアーやラジオプロモーションが続いていますが
ここで久々に「夢の森」物語。制作秘話をご紹介。
裏話をきくと、アルバムを手に取るのがますます楽しくなりそう!
今回は私の音楽作品と森野美紗子さんイラスト作品を繋ぐ
縁の下の力持ち、アルバムアートワーク(デザイン)菅井留美さんのお話。
菅井さんこと通称ボブちゃんはサボプロジェクトチームでは
新メンバーとなりますが
もともと友人同士、繊細な仕事っぷりに、いつかご一緒できればと
思っていたのです。
自転車でボブちゃんちに打ち合わせに行ったり、
深夜のマックで入稿前チェックをしたり
制作中色々な名場面がありました。
ボブちゃんからデザイン秘話を教えてもらったのでご紹介。
ボブちゃん)「裏面のサボさんが奏でるメロディが表面のサボさんが聴いているかのように、
表面と裏面でも繋がっているものにもなっています。」
なるほど!
開いた時に両面の色彩が融合する中面(の森)にしようと提案してくれたのも
ボブちゃんです。
そのアイディアにもりっちこと森野美紗子ちゃんが加筆してくれ
二人の力によって新たに生まれた夢の森の風景なのです。
ボブちゃん)「また、ブックレットは、歌詞が丁寧に紡がれているので、
短編の詩集のような、読み物のように味わえるものにしたいと思いました。
細かい部分でいうと、文字が見やすいよう文字と文字の間をゆったりめにとったり、
明朝系でも角に柔らかさがあり、
漢字を大きく表示するフォントを使用し、柔らかさとリズム感を感じられるように。
文字のカラーは湖の絵から抽出した曖昧な色をあえて採用し、
文字全体をグラデーションにして、
もりっち(イラスト森野美紗子さん)の描く湖の表現を文字でも想起出来ればと。」
す、すばらしい、これがプロのデザイナーのお仕事。。
さらに私が聞いてとても驚いたのがM9チュー中央トレインのページなどにみられる線、
ブックレットに出てくる線です。
何げない線のように見えてこれがなんと。。
湖の絵の淵を抽出して線にしているんですって!
線、色、形のひとつひとつに世界観を統一させる為の
工夫やアイデアが盛り込まれているのです。
この場を借りてあらためてお礼を。
ボブちゃん、本当にありがとう!
皆さんもジャケットデザインをあらためて見て
発見しつつ、夢の森をじっくりお楽しみ下さいね。
ボブちゃんこと菅井留美さんサイトhttp://rumisugai.com/