1月の出来事「新世界」

●1月13日 中川正子さん写真展「新世界」でのこと
3月11日の日に出逢った写真家の中川正子さん。
おこがましいですが
今思うと、震災の日に出逢えたことは、導かれた出来事だったような気さえしています。
出逢うべくして出逢ったんだろう、と。
ご縁があって個展パーティーで歌わせていただくことになった時、
正子さんからある提案をいただきました。
「実は、この歌を歌ってほしいのだけれど。。」
初めは正直驚きました。
でも歌を聴いて、どういうことなのか、理解しました。
リクエストされた曲はMr.Childrenの「タガタメ」。
「子供らを被害者に、加害者にもせずに
この街で暮らすため、まず何をすべきだろう」
願い、怒り、許し、、、
歌詞は強烈なメッセージでした。
真摯な正子さんの想いに、
今私ができる全力で応えたい、そう思いました。
自分が、表現者であることを強く感じた瞬間でした。
私なりの「タガタメ」
全身全霊で、歌ってきました。
選ばれた代弁者という気持ちで。
怒りの表現を体に通した時にやってきたふるえ。
その勢いの強さを願いに変えた時、
渾身の「スプートニクの夜明け」を歌う事ができました。
感情が高ぶって、歌い終わってから思わずくしゃくしゃに号泣。
震災からの出来事が、ぐるりと一周回って、また新しく生まれていく。
芽吹いていく。気持ちも、時間も、出会いや関係も。
地震以前と以後では大きく変わったという正子さんの作品は
ありありと、
まるで触れられそうなほどの”生きる”かたちでした。
丁寧に見つめるような表現が、本当に素晴らしくて、何度も何度も見入ってしまった。
生きる表現が共鳴した空間、
この日を境に、はっきりと新しい世界に足を踏み入れたことを知りました。
正子さん、本当にありがとうございます。
そして、織加さん、みゆきさん、
あの場所で時間を共有してくれたみなさん、
本当に本当に、
心からありがとう。